想い
おもてなし学検定創⽴への想い
“おもてなしとは何か?”
私共は、四半世紀にわたって日本の「おもてなし」と
向き合い
様々な活動を行なってまいりました。
その一環として「国際おもてなし協会」を創⽴し、
各種の講座や研修を通して多くの人々に
「おもてなし」について伝えてまいりました。
2013年9月の国際オリンピック総会で
第32回夏季オリンピックの開催地が
東京に決まってからというもの、
「おもてなし」という言葉を耳にする機会は
それまでと比べて著しく増えました。
その状況を喜ばしく受け止めながらも、
私共は次第に、ここまで世間で持て囃されている
「おもてなし」とは
一体なんなのだろうかと考えるようになりました。
これまで講座や研修で伝えてきたことは
「おもてなしの体現方法」であって、
“おもてなしとは何か?“という
本質的な問いへの答えではないのではないか、と。
伝統の中で育まれ受け継がれてきた
「おもてなし」の⼼は、
意識はせずとも
現代の⽇本に⽣きるわたしたちのなかにも
確かに存在しているはず。
その実態を解き明かし、体系化し、
後世へ、
また世界へ、
正しく伝えていきたいという想いから
『おもてなし学検定』は創立されました。
「おもてなし」を通して和の⼼を広げ、
誰もが調和のなか暮らせる社会を
みなさまといっしょに
創っていくことができれば
これ以上の喜びはありません。
「おもてなし」の探究には終わりはありません。
私共の想いに共感いただける
有識者の⽅々のお⼒添えを頂戴しながら
⽣涯をかけて取り組んでいく所存です。
2020年11⽉吉⽇
国際おもてなし協会